最近髪が薄くなってきた…。
少しづつ歳を重ねるとともに実感する一番わかりやすい老化現象のひとつが「抜け毛」です。
しかし、実はこの抜け毛、老化だけが原因ではないかもしれません。
特に突発的な抜け毛や円形脱毛症などはご用心。
実は、何らかの病が原因で抜け毛になることもあるのです。
突然の薄毛や抜け毛に隠された、恐ろしい病とは一体何なのでしょうか?
髪の毛と関わりのある3つの病気について調べてみました!
薄毛対策の目次
ホルモン異常で薄毛?まずは病院へ…
髪の毛というのはとても繊細でデリケートなものです。
例えば頭皮ニキビや皮膚炎などの軽い頭皮トラブルでもやせ細ったり抜けてしまうんです。
頭皮環境や健康状態に髪はとても作用されやすいです。
ホルモン異常にご注意を
その中でも特に影響を受けやすいのがホルモン系の異常。
髪の毛とホルモンはとても密接な関係にあります。
実際に、ホルモンを分泌する内分泌腺になんらかのトラブルがあると抜け毛の症状が出ることもあります。
抜け毛が難病の初期症状?
特に、「下垂体機能低下症」や「甲状腺機能低下症」は抜け毛につながることがあります。
これらはあまりポピュラーな病ではなく、特に下垂体機能低下症は国の難病にも指定されているほど。
疲れやすい、肌がカサつく、女性の場合は月経が来ないなど、抜け毛以外に異常を感じている…。
様々な症状が併発しているならば、一度皮膚科でしっかりその旨を相談してみましょう。
抜け毛だけでなく、何らかの大きな病が隠れている可能性があります。
必ず大きな病院で検査をするようにしましょう。
皮膚炎だって侮ることなかれ
髪はとってもデリケートですから、皮膚炎のせいで抜け毛が増えることもあります。
ちょっと痒かったから…と、ほぼ無意識で頭皮を掻いてしまうことは珍しくありません。
掻いたところがそこが傷になってかさぶたができる…そういう経験をした方は多いはず。
脂漏性皮膚炎と抜け毛
実は皮膚炎も抜け毛の原因になります。
抜け毛の原因になる皮膚炎の名前は…「脂漏性皮膚炎」です。
そもそも「皮膚炎」とはその名の通り、体の皮膚に起こる炎症の総称のことです。
特に脂漏性皮膚炎は頭皮など、皮脂の分泌が多いところに起こりやすいのが特徴です。
カビが頭皮に生える!?
そしてこの脂漏性皮膚炎は他の皮膚炎と違ってカビ菌が原因で起こるということも大きな特徴の一つです。
ただの乾燥や皮脂分泌異常なら頭皮をしっかり清潔に保っていればそのうち治ることでしょう。
ですが、菌が関係してくるとなかなか自然療法では治療しにくくなります。
髪の毛を守るだけでなく、皮膚の病を治すためにも、早めに皮膚科に行くことが重要になります。
ボリボリと頭を掻いて、不潔な状態にしてしまうのはやめましょう。
肝臓と抜け毛の関係!飲酒をする方、要注意です。
毎日の楽しみ晩酌…実はアルコールが薄毛の要因になることもあります。
肝臓は髪に大切な臓器!
お酒を飲んだら一番頑張る臓器が肝臓ですよね。
これはお酒に限らないのですが、肝臓は体に入った毒素を分解してくれるとても重要な臓器です。
そして、肝臓のもう一つとても大事な仕事があるのをご存知ですか?
実は、髪の毛の主成分であるタンパク質を合成してくれる働きがあるんです。
つまり、肝臓はあなたの髪の毛を育む大切な臓器なんですね。
抜け毛が知らせる危険信号
近頃急に抜け毛が増えた…という時は一度生活習慣を見直してみましょう。
お酒の飲み過ぎで肝臓に負担を与えていないか思い返してみてください。
初期症状がわかりにくく、気がついたら重症化している…肝臓は沈黙の臓器です。
髪の毛から発信されている無言のメッセージを受信してあげてくださいね。
フサフサ的まとめ
じつは抜け毛が病の初期症状としてあげられるものはごまんとあります。
正直、すべてを紹介することは難しいのですね。
とりあえず、身近に起こり得るものと起こってしまっては大変な病の三つをご紹介させていただきました。
病気というのはどうしても、「自分に限って大丈夫」と安易に考えがちです。
しかし、誰もが病にかかる可能性を持っています。
抜け毛と体の不調がセットで来た時には、まず病気を疑ってみましょう。
そして1日も早く病院に行き、原因を突き止めてくださいね。
薄毛も体調も良くなれば、あなたの生活はよりハッピーになるはずです!