安く入手できるプロペシアのジェネリックは本当に効果があるのでしょうか?
今やAGAの治療薬としてミノキシジル含有薬のリアップと双肩を担うのがプロペシアです。
脱毛を促すDHTの生成を抑えてくれるので薄毛対策効果は絶大といえます。
ただ、継続服用するにはちょっと費用がかかる…というのが悩みですよね。
お金の負担を減らしたい…そういう人にオススメなのがプロペシアの後発医薬品、いわゆるジェネリックです。
プロペシアのジェネリックとは一体どのようなものなのでしょうか?
プロペシアジェネリックの費用・価格、安全性や薄毛対策の効果について調べました!
薄毛対策の目次
そもそもジェネリック医薬品って…何?
ジェネリックというのは「一般的な」という意味の英語です。
製薬会社が研究・開発した「新薬=先発医薬品」に対して「後発医薬品」というものになります。
お
薬の特許について
新薬には特許があり、それが継続している間は同じ有効成分・効き目のお薬は販売できません。
ジェネリックはその特許が切れた後に、他の製薬会社が全く同じ成分・効果のお薬を作って販売している、ということになります。
ジェネリックは偽物ではない
すごく簡単に言えば、名前やパッケージは違うけど中身は同じ、ということですね。
たとえば、あるブランドのTシャツと同じデザインで、ノンブランドのTシャツが販売されている…といった感じでしょうか。
ただ、衣服だと「偽物」扱いになってしまい、問題ですよね。
しかし医薬品の場合は特許が切れてしまえば、他の製薬会社が同じ成分のお薬を出しても全く問題がないんです。
ですから、ジェネリックは「偽物」などではなく、高いお薬がより一般化されて安価になり、広く購入しやすくなった「本物」であるということになります。
プロペシアのジェネリック医薬品
AGA治療薬であるプロペシアは「新薬」に分類されます。
2015年の4月までは日本ではプロペシアのみが処方可能となっていました。
ですが同年5月ごろからジェネリック品が処方可能となりました。
現在ではほとんどのAGA専門クリニックで新薬のプロペシアとジェネリック品のフィナステリド錠の選択が可能です。
どちらもAGA治療に有効な成分であるフィナステリドが配合されています。
両者ともに本物なので、ご自身の判断で選んでみましょう。
プロペシアのジェネリック品はどれくらい安い?
ではジェネリック医薬品はどれくらいお安いのでしょうか?
これはお薬によって全く違うので一概には言えません。
ただ一般的に、新薬からジェネリックに変更することで「3割程度の負担が減る」と言われています。
プロペシアの価格
プロペシアの場合は28錠で6500円~8000円くらいかかります。
AGAの治療では継続服用が必要ですから、けっこうな負担となりますよね。
1年で9万円前後かかると考えると…ちょっとお財布が心配です。
プロペシアジェネリックはいくら?
一方、プロペシアのジェネリックである「フィナステリド錠」。
こちらはどれくらい安いのでしょうか?
ファイザー製のジェネリック品「フィナステリド錠」は5500円~6500円程度です。
年間で継続使用すると考えると、およそ7万円となります。
プロペシアに比べると約2万円も治療費用を抑えることができるわけです。
やはりプロペシアのジェネリック品はかなり安くなるといえるでしょう。
プロペシアのジェネリックはなぜ安いのか?
AGAの治療費用を年間で2万円も抑えることができるジェネリック。
なぜプロペシアのジェネリックは安いのでしょうか?
薬は作るのにお金がかかる
お薬を作るには膨大な研究・開発費用がかかります。
数百億単位でかかりますので、製薬会社としては大変なんですね。
晴れて開発された新薬ですが、まずはその研究費用を回収しなくてはいけません。
そこで出てくるのが特許というものなんです。
法律で決められた期間は、その特許によって新薬の利益が保証されるんですね。
新薬は数百億の開発・研究費があるため高くても仕方ないのです。
ジェネリックは開発費が少ないから安い
一方で、後発医薬品であるジェネリックは研究・開発費用がほとんどかかりません。
新薬によってすでに安全性・有効性が確認されていますので、少ないお金でお薬を作ることができます。
また、医療関係者への安全情報の伝達・収集費用がかからない点も大きいですね。
すでに新薬が流通しているので、クリニックへの営業などが必要ないのです。
このように、プロペシアのジェネリック品は様々な費用が抑えられています。
研究・開発、製薬会社の営業コストが削られている分だけ安くすることができるのです。
プロペシアのジェネリック品に薄毛改善効果はある?
ジェネリック品についてここまででご理解頂けたことでしょう。
「安くてお得」というのはわかったと思いますが、気になるのはその効果ですよね。
プロペシアのジェネリックの効果はどうなのでしょうか?
成分は全く同じです
先述の通り、ジェネリック医薬品は後発医薬品と呼ばれるものです。
新薬の特許が切れた後に販売されるものですから、様々なコストダウンができます。
それでいて、お薬の成分については、新薬と全く同じものを使っているわけです。
AGA治療に効果あり!
プロペシアのジェネリックも当然、同じことがいえます。
AGAの原因であるDHTの生成を抑えるフィナステリドがジェネリック品にも含まれています。
ヘアサイクルを改善し、太くたくましい毛髪を育てやすい環境をつくることができます。
安いプロペシアのジェネリックでもAGA治療効果は十分にあります。
安心してフィナステリド錠を服用しましょう!
プロペシアのジェネリック品は本当に安全?
効果があるとわかったところで、安全性についても見ていきましょう。
日本国内において、お薬の製造販売はとても厳しい基準があります。
国によって定められた規制や基準をクリアーしなければ、医薬品は世にでることがありません。
ちゃんと効果があるのか、健康上のリスクはないのか、ちゃんと臨床試験を行ったのか…そういったことを厳しくチェックされてお薬は販売されるのです。
ジェネリック品の厳しい審査
当然、ジェネリック医薬品も新薬同様に国の厳しい基準をくぐり抜けています。
ジェネリック品は「医薬品医療機器法」という法律により、厳正に審査されます。
たとえばこんなことが行われています。
生物学的同等性試験…同一人物に新薬・ジェネリック品を交互に服用してもらい、血中濃度をチェックする
安全性試験…医薬品の有効期間内の品質保持状態をチェックする
溶出試験…ジェネリック品が新薬と同じように溶けるかどうかをチェックする
ジェネリック品は新薬と同等でなくてはいけない
上記の審査例を見てわかるように、基本的に後発医薬品は「新薬とほぼ同一の薬」でなくては販売できません。
つまり、ジェネリック品もプロペシアと全く同じ効果があった上で、安全性を保っていなくてはいけないわけです。
個人輸入のジェネリックって?
ジェネリック医薬品は安くても安全でAGA治療に効果がある。
これは間違いのないことです。
では、ネットで販売されている「個人輸入」のプロペシアのジェネリックはどうなのでしょうか?
個人輸入って何?
個人輸入というのは「自分で利用するために海外から直接購入すること」を言います。
たとえば海外のブランド品が欲しくて、現地の小売店やメーカーを通じてバッグを購入することを指します。
同じ商品でも日本で買うより若干安く買うことができるので、お得感があります。
ただ、海外商品は日本のものとサイズや仕様が違ったり、輸送の際に破損してしまうことも。
そういったリスクについては自己責任となります。
薬監証明というものが必要
では医薬品の個人輸入はどうなのでしょうか?
たとえば、現地でどうしてもお薬が必要で購入したとします。
それについては、自己責任ではありますが、問題となることはありません。
しかし日本に医薬品を持ち込む場合は地方厚生局に輸入報告書を提出する必要がある場合があります。
そして、「薬監証明」というものを取得しなくてはいけません。
一定数量以下の場合であれば税関での確認のみで薬監証明は必要無い場合もあります。
個人輸入の安いプロペシアジェネリックは買ってもいい?
ネット販売されている個人輸入のプロペシアジェネリックはどうでしょうか?
個人輸入業者はほぼブラックなグレー
購入者としては特に罰則を受けるような規定がないので大丈夫かもしれません。
ですが販売者側は、商業目的であり個人輸入とはなりませんね。
それに、海外の医薬品を大量に日本に持ち込むことになりますから、薬監証明をとらなくてはいけません。
ですが、ネット上の業者たちはそうした公的な証明をとっているフシはないようです。
つまり、グレーゾーンというよりかは、法的にはほぼ黒と言えるわけです。
プロペシアジェネリックの個人輸入業者というのは法的に違反している可能性が高いのですね。
粗悪な偽物は健康上のリスクあり
個人輸入のジェネリック品については法的な問題だけでなく、健康上のリスクもあります。
実際に調査したところによると、ネット販売されているプロペシアジェネリックはその6割以上が偽物であることがわかりました。
「フィナステリドが含有量が少ない」「そもそも有効成分が含まれていない」ということなのです。
また、安価でネット販売されているお薬は海外の製造工場で作られています。
これらは安全・衛生管理が徹底されておらず、非常に粗悪な環境で作られているのだとか。
有効成分が入っておらず、しかも不衛生…健康に害があるのは理解できますよね。
安い偽物よりも本物を
プロペシアジェネリックの個人輸入品は3000円~4000円程度で販売されています。
ですが、そのほとんどはAGA治療に全く効果のない「偽薬」です。
それどころか、服用することで健康上のリスクを負う可能性すらあります。
安物買いの銭失い、しかも寿命を縮める可能性もある…。
プロペシアやそのジェネリック品は、日本の専門クリニックで処方してもらうのが一番だと言えるでしょう。
フサフサ的まとめ
今回はプロペシアのジェネリックについてご説明しました。
AGAには継続した投薬治療が必要ですから、ランニングコストは多くの人の悩みの種です。
ジェネリック品は費用に関する心配を減らしてくれる助け舟となるでしょう。
医師から処方されたジェネリックであれば、効果も安全性も確かです。
ただし、個人輸入品は偽物がほとんどですから絶対に手をだしてはいけません。
正しい手続きで本物のプロペシアジェネリックを手に入れましょう!